2008年11月10日月曜日

間取っちゃおう!

年末にむけてなにかと懐が寂しいこの時期に、さらに追い討ちをかける賃貸契約更新と家財保険の更新・・・にくい。
更新料は高いけど、だからといって引っ越すほどの金額ではないし、まあ仕方がないんですが。すっかり忘れてたので、想定外の出費でトホホな気分です。

それとは関係があるようでないような、いま読んでいる本が面白いです。

佐藤和歌子さん著 「間取りの手帖」(リトルモア)とその続編「間取り相談室」(ぴあ)

間取り収集家(マッド・マドリスト)佐藤さんの、ひたすらヘンな間取りを集めた本です。間取りに添えられた一言が効いてます。

私も子供の頃から間取りが好きで、よくマンションのチラシに載っている間取りを眺めつつ、あれこれと想像して楽しんでました。
3D風味というか、壁とかが立ち上がっているラグジュアリー間取り図(勝手に命名)とか、飽きずに見てました。エアブラシ技法を駆使してたりして、いとおかし。
賃貸情報誌に載ってるテキトーな間取り図も捨てがたい。明らかに面積を広く偽っている感丸見えの、風呂と部屋の比率がおかしいだろ!というやつとか。

忘れられない間取りのひとつ、もう題名も内容も忘れてしまったけど、サンタクロースの日常を綴った絵本のなかにサンタさん家の間取り図があって、あれはよかったな。
平屋なんですよ、サンタさん家って。
玄関からまっすぐ廊下が伸びてて、その廊下に沿って部屋が並んでいる。部屋数は3つか4つくらいだったかな。どこにもサンタらしさがなくて(暖炉もなかった)すごく日本の庶民を感じさせる間取りでした。さすがに畳はなかったですが。
でも絵がとても丁寧に細部まで描かれていて、必要なものはそろっている、しかし過剰ではない、ミニマムに暮らすことって美しい。とかなんとか、そんな難しいことは分からなかったのですが、子供心にグッときましたねぇ。

間取り…奥が深いです。
「理想のおうち」なんて想像して、インナートリップに最適な素材かも。

0 件のコメント: