2008年10月1日水曜日

「落下の王国」観ました

13の世界遺産、24ヵ国以上にロケーション!

と、謳うだけあって、素晴らしい映像美。
最近「きれいなもの」に飢えてた心にガツンと響きました。
景色の美しさ!色彩と構図!
フィルムを一時停止にして、じっくり眺めたかった・・・。
もっと大きなスクリーンで観たかったよー!!

ストーリーは観る人によって受取り方が様々でしょうが、
宣伝文にあるような”感動巨編”とはちょっと違うような。
けっこう意地悪だと思う(笑)
スパイク・ジョーンズとデヴィッド・フィンチャーがサポートしてると聞いて、頷ける感じ。
いい意味でドライフィニッシュされた映画だなと思いました。重すぎず軽すぎず。
作り話の世界では虚構を虚構らしく審美に軸を置いた展開、実世界のほうでは少女の健気さに心打たれますが、上手い具合に作り話へとシフトしていくので、過剰な涙腺狙いに歯止めが掛かってる。
あ、でも泣いてるお客さんもいたから、私の涙腺に響かなかっただけかも??(苦笑)

それにしても衣装の石岡瑛子さん、さすがの仕事ぶりですね~。ツボを心得てはる。
ワイルドかつエレガントなコスチュームにたくましい二の腕、乙女心がトキメキます(笑)

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